ホワイトボードを使っていると汚れが消えにくくなってきませんか?
- 消えないホワイトボードの掃除の仕方を知りたい
- アルコールできれいになるって聞いたけど本当かな?
- アルコールを使った掃除方法は?
ホワイトボードの掃除には手順があり、水ぶきでも消えない場合にはアルコールを使うといいでしょう。
私も職場や実家でホワイトボードを利用していますが、いつの間にか「字が消えない?」ということがあって困っています。
正しい掃除方法や汚れる原因を知って対処すれば、ホワイトボードが消えにくくなることを防げますよ♪
- 掃除手順
- 消えない原因の紹介
- 復活させる方法
間違って油性ペンを使ってしまったときの対処法も紹介しているので、ホワイトボードを普段から使う方はぜひ参考にしてください。
ホワイトボードを掃除してもすぐにまた汚れてしまうことはありませんか?表面のコーティングを塗り直してあげるとホワイトボードが復活しますよ。
ホワイトボードが消えないならアルコールを使おう
ホワイトボードには様々な汚れが付着しているので、水ぶきでも消えない状態だったら、アルコールを使いましょう。
それでは、ホワイトボードの掃除手順を紹介していきますね。
- 水ぶきをする
- (水ぶきでも改善しなければ)アルコールでふき取る
- (アルコールの代わりに)ホワイトボードクリーナーを使う方法もある
文字が消えない原因で一番可能性が高いのは、ホワイトボードです。手順に沿って表面の汚れを掃除してみましょう。
手順①水ぶきをする
まずは、キレイなやわらかい布を固くしぼって水ぶきをしてみましょう。
軽い汚れは、空気中のほこりとマーカーインクが混ざってできたカスなので、水ぶきで落ちますよ。
水ぶきをする際の注意点があるので、説明しますね。
- キズをつけないようにキレイなやわらかい布を使う
- 水気が残らないように固くしぼって使う
- 乾いたキレイなやわらかい布で水気をふき取る
表面にキズがつくことを防ぐために、水ぶきと乾ぶきのときには「キレイなやわらかい布」を使いましょう。
また、水気が残ってしまうとそこにまたほこりがついてしまうので、しっかりと乾かしましょう。
まだ軽い汚れ程度であれば長くキレイに使うために、毎日水ぶきをしてメンテナンスすることをおすすめします。
手順②アルコールでふき取る
水ぶきでも消えない汚れには「無水エタノール」を使ってみましょう。
「無水エタノール」とは、アルコールの一種です。
無水エタノールは、とても濃いアルコールなので油汚れを強力に溶かすことができます。
水ぶきでも落ちない汚れは、ほこりなどの汚れの上に指紋などの油分が重なっている状態です。油分を溶かしてあげましょう。
無水エタノールでふき取る際の注意点も説明しますね。
- キズをつけないようにキレイなやわらかい布を使う
- 火に気をつける
- ゴム手袋を着用する
- 大量に使用しない
- しっかり換気を行う
無水エタノールはアルコールですので、引火には十分注意しましょう。
アルコールは気体になる性質があるので二度ぶきをする必要はありませんが、肌や呼吸器への刺激を予防するために、ゴム手袋の着用と換気をしっかり行うようにしましょう。
また、エタノールの濃度が高すぎるとホワイトボードのコーティングをはがしてしまう可能性があるため、大量に使うことや、日常的にこの方法で掃除をするのはやめましょう。
ちなみに除光液・シンナー・ベンジンなども、ホワイトボードの表面を劣化させてしまうので掃除に使用しないようにしましょう。
ホワイトボードクリーナーを使う方法もある
市販のホワイトボードクリーナーにはスプレー式とシート式があり、成分に注意して使えば効果を期待できます。
市販のホワイトボードクリーナーは、次の3つの成分に分類できます。
- アルコール
- アルカリ電解水
- 界面活性剤
それぞれ、成分に特徴があるので紹介していきますね。
アルコール
無水エタノールで代用できますが、帯電防止剤や芳香剤などの成分が加えられていることがあります。
これらの効果が欲しい場合は使用してみるとよいでしょう。
アルカリ電解水
油汚れはアルカリで溶かすことができるので、アルカリ電解水タイプも売られています。
アルコールのにおいが苦手ならこのタイプを使いましょう。
ただし、アルカリはアルミを腐食させてしまうので、ホワイトボードの周囲のアルミ枠にはふれないように気をつけましょう。
またアルコールと同じく、アルカリにも肌への刺激があるので、ゴム手袋を着用しましょう。
界面活性剤
界面活性剤は、水と油を混ぜ合わせることができるため、頑固な汚れを水になじませてふき取ることができます。
しかし、ふき取りを丁寧にやっても、ホワイトボードの表面に界面活性剤が残ってしまうことが多いのです。
界面活性剤が残っている状態でマーカーを使うと、インクと界面活性剤がなじんでしまって余計に汚れてしまうことも…。
そのため、ホワイトボードの会社によっては「ホワイトボードクリーナーを使用しないでください」と注意を出しているところもあります。
市販のクリーナーを購入する場合は、配合されている成分をしっかり見てから使用するほうがよさそうですね。
掃除をしても消えない場合、ほかにも原因があるのかな
なんと原因は4つもあるのです
ホワイトボードが消えない原因は4つ!油性ペンの対処も
掃除をしても、ホワイトボードが消えない原因は4つあります。
- ホワイトボード自体の劣化
- 消すタイミング
- マーカーの劣化
- イレーザーの劣化
4つもあるなんて驚きですね。原因を知って対処しましょう。
原因の説明の前に、ホワイトボードの仕組みを簡単に説明しますね
ホワイトボードに書いた文字が消える仕組み
書いた文字が消える仕組みには、ホワイトボード表面の「コーティング」とマーカーに含まれる「剥離剤(はくりざい)」が関係しています。
マーカーには、大きく分けて「アルコール」「インク」「剥離剤」という成分が含まれています。
コーティングされたホワイトボードの表面にマーカーで文字を書くと、まずマーカーの「インク」が付着します。
しばらくすると「アルコール」が気体になり、さらに「剥離剤」のおかげで「インク」が乾いた状態になります。
そのため、文字をふき取ると簡単に消すことができるのです。
この仕組みを知った上で、消えない原因を見ていきましょう
文字や汚れが消えないときは、ホワイトボードの「コーティング」やマーカーの「剥離剤」に問題が起きている可能性があるということです。
消えない原因①ホワイトボード自体の劣化
文字が消えない原因で一番可能性が高いのは、ホワイトボードです。紹介した方法で掃除してもキレイにならなければ、コーティングがはがれて劣化していたりキズがついている可能性があります。
ホワイトボードのコーティングは長期間使用していると次第に劣化していきます。
また、例えばマグネットなどをくっつけたまま動かしたりするとキズがつきます。
そのキズにマーカーインクが入り込むと、消えない原因になります。
消えない原因②2つの消すタイミング
普段から汚さないために大切なのは、文字を書いたあとの「2つの消すタイミング」です。
- 書いてすぐに消してはいけない
- 書いた文字を長時間放置してはいけない
予定の記入などに利用している場合などは文字を書きっぱなしにするので、長期間放置してはいけないというのはなかなか難しいですよね。
ただ、残念ながらこれらの2つの行為が汚れを落としにくくしているのです。
書いてすぐに消してはいけない
消しやすくなるまでに20~30秒かかるので、書いてすぐに消すのはやめましょう。
アルコールが気体になってインクが乾いた状態になるまでに、実は20~30秒かかります。
その前に消してしまうと、インクが広がってしまい、うまく消すことができずに汚れてしまいます。
書いた文字を長時間放置してはいけない
24時間以上たつとホワイトボードにインクが沈着しやすくなるので、書いた文字を長時間放置するのはやめましょう。
私はずっと放置していた文字が消えなくなった経験があります。
それは、剥離剤の効果がなくなってしまったためなのです。
剥離剤の効果は時間が経つと失われていくので、気をつけましょう。
消えない原因③マーカーの劣化
マーカーの成分である「アルコール」と「剥離剤」は気体になる性質を持っているので、1年以上経っている場合は買い替えることをおすすめします。
マーカーにはさまざまな種類がありますが、アルコール性マーカーが一番消えやすく、現在使われているマーカーのほとんどがアルコール性です。
成分は、アルコール、インク、剥離剤なので、劣化し始めたら消しにくくなる前に買い替えましょう。
マーカーといえば、間違えて油性ペンで書いてしまったことがあるのだけれど…
誤って油性ペンで書いてしまった場合
書いてしまってすぐなら、ホワイトボード用マーカーで上から塗りつぶせば消すことができます。
油性ペンには「剥離剤」が入っていません。専用マーカーで塗りつぶして剥離剤をつけてあげることで、落とすことができるので試してみてくださいね♪
普段から油性ペンをホワイトボードの近くに置かないようにすると安心ですよ
消えない原因④イレーザーの劣化
マーカーを消す「イレーザー」も次第に劣化してくるので、古いものは買い替えましょう。
マーカーのカスがこびりつくと、汚れを消しにくくなる原因になるうえ、そのまま使い続けるとホワイトボードのコーティングを傷めてしまいます。
イレーザーは消耗品だと認識して、定期的に交換しましょう。ストックしておくこともおすすめです。
劣化してしまったホワイトボードを復活させることはできないのかな
2つの方法を紹介しますね
ホワイトボードが消えない場合の復活方法
ホワイトボードの復活には、専用のコーティング剤を使用する方法とシートを使用する方法があります。
残念ながらホワイトボード表面のキズは回復しません。基本は普段から予防することが大切ですね。
ホワイトボードのコーティング剤とシートについてそれぞれ紹介します。
ホワイトボード用のコーティング剤を塗る
掃除では消えないほどの表面の劣化には、専用のコーティング剤を塗り復活させましょう。
深いキズは直せませんが、使い方は塗るだけなのでとても簡単です。
効果が落ちてきたら塗り直すこともできるので、経済的ですよ。
ホワイトボード用のシートを貼る
消えないホワイトボードを復活させるためには、表面を張りかえることも検討しましょう。
業務用の大きなホワイトボードなら業者に頼むこともできますし、家庭用の小さなものなら専用の再生シートも販売しています。
シートには、透明なコーティングタイプのものとマグネットでくっつく壁紙タイプのものなどがあります。
どちらのタイプも粘着力によっては、はがれてきたり、ずり落ちたりする可能性があります。
品質のいいシートは値段も少し高めですが、長く使う場合はそちらを購入するほうがいいでしょう。
まとめ
- ホワイトボードには様々な汚れが付着していて、掃除には手順がある
- 水ぶきでも消えない状態だったら、「無水エタノール」というアルコールを使うとよい
- アルコールの代わりに市販のホワイトボードクリーナーを使うこともできるが、さまざまな種類があるので使用するときは成分に注意する
- 文字や汚れが消えないときは、ホワイトボードの「コーティング」やマーカーの「剥離剤」に問題が起きている可能性がある
- 掃除をしても汚れが消えない原因は4つで、消すタイミング、マーカーの劣化、イレーザーの劣化、ホワイトボード自体の劣化、などがある
- 間違えて油性ペンで書いてしまったときは、すぐホワイトボード用マーカーで上から塗りつぶせば消すことができる
- ホワイトボードの復活には、専用のコーティング剤かシートを使う方法がある
ホワイトボードの掃除には手順があること、そして汚れがひどい場合にはアルコールが使えることが分かりましたね!
ホワイトボードを長持ちさせるためには、普段のメンテナンスをしてあげることが大切です。
マーカーなどの使い方にも気をつけながら、できるだけ長くキレイな状態で便利に利用していきたいですね。
ホワイトボードが劣化してきたら、コーティング剤を試してみませんか?こちらの商品は効果が長持ちする上、これ1つで6回分使うことができますよ。
コメント